甲府盆地の東に位置する甲州市、笛吹市、山梨市の三市にまたがる山梨県峡東地域が「葡萄畑が織りなす風景」として「日本遺産(Japan Heritage)」に認定されています。
この風景をめぐるためのマップを製作担当いたしました。
この地域は明治期では「甲州切妻型」と呼ばれる家屋で養蚕がおこなわれていましたが、化学繊維の普及などにより養蚕業が縮小し、代わりに果樹栽培へと転換し、葡萄棚がひろがっていきました。
ワイン造りが政府の殖産興業政策の一環になると、山梨県では甲府に県営の勧業試験場が開設され、勝沼では日本初の民営のワイン醸造会社が土屋、高野 両青年をフランスへ派遣し、本格的なワイン醸造がはじまりました。(両青年のシルエットの意匠が勝沼ではしばしば見られます。)
広がる葡萄畑に点在する葡萄栽培やワイン産業に関わる施設や文化が、この地域独特の風景を創り出しています。
ブドウが実る季節だけではなく、一年を通じてこの地域の良さを感じていただけるように、仕上げました。
峡東地域の観光各所で配布される予定です。
(配布を希望される場合は峡東各市の観光課まで。 )
●日本遺産ポータルサイト
●峡東ワインリゾート
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