2011/02/12

雪遠足(小淵沢)

小淵沢〜清里へ雪遠足に行きました。


雪山で野生動物を観察するのが主な目的。


小淵沢のペンションあるびおん  に2泊して、2日目に日帰りで清里でのスノーシューツアーを楽しみました。


あるびおんではダイニングの窓から餌台に集まる野鳥を観察する事ができます。


オーナーの市川氏は野鳥の会の会員さんで、野鳥についてはエキスパート、
素晴らしい写真も撮られます。


餌台には一日観察しているだけでも充分楽しめるほど、様々な野鳥がやってきます…
アカゲラをはじめ、シジュウカラ、ヤマガラ、ゴジュウカラ、カワラヒワ、イカル、シメ、エナガ(スズメやハトも)


初めて見たアカゲラに、まず感激。
後頭部に赤い羽のあるのが雄、真っ黒は雌…見分けかたを学びました。


道中立ち寄った八ヶ岳倶楽部は日本野鳥の会、会長柳生さんのお店だけあって、滅多に見られないという鮮やかな赤い鳥、オオマシコの他、ウソ、シジュウカラ、ゴジュウカラ、ヤマガラなどが見られました。


シジュウカラとヒヨドリくらいしか判らなかった超初心者も、この2日間で、だいぶ野鳥を覚えました。




スノーシューツアーは「中の外あそび」 の「なか」さんにお願いしました。


この日の参加者は、私と友人のみだったので、動物の足跡を探しながらゆっくりまわるコースをリクエスト。


清里のスキー場をリフトで1900mの頂上まで上がります。


これだけ積雪があって日ざしが楽しめるのは日本中でも八ヶ岳エリアだけだそうで、この日も晴天、八ヶ岳ブルーの美しい青空でした。
頂上から野辺山方面を望む。日本で2番目に大きい
天体観測用のパラボラアンテナが見える。














準備体操と歩きかたを少し練習したら、ツアーにスタート。

スノーシューは後退出来ない事だけ気をつければ、すぐに慣れて、足元に気をとられることなくドンドン歩く事ができます。

昨晩降った新雪の中を歩き始めると、すぐにウサギの足跡を見つけました。
林の中へ走り去るウサギの足跡。





















しばし観察して、さあ、スタートというところで、遠くの山にシカのような姿を発見。

シカは群れるのですが、カモシカは単独で行動します。

一頭だけだったので、おそらくカモシカ、
幸先の良い出発です。

スノーシューの良いところは、雪の上なら道なき道を平気で歩いて行ける事。
夏には入って行けないような林の中へ、どんどん入って行きます。


道からそれて、林の中を歩きます。













林の中では、ニホンシカが寝たり、餌を取った痕が見られました。

樹の皮まで食べてしまうシカの食欲はすさまじく、痛々しく木肌をあらわにした木々を見るとシカの害の深刻さを実感されました。

スノーシューツアーは続きます


雪のテーブルとイスでランチ。暖かいミネストローネ
と、パンをいただきました。あ、ワインを忘れた。













11時頃から歩き始め、お昼は雪の中のピクニック。
滅多にないという好条件で、風もなく、お日様にポカポカ照らされて快適。

山で食べる食事は、どうしてこんなにも美味しいのでしょうか。


新雪の林の中で雪遊び。奥には赤岳が見えます。
右が福永。左は同業者のKサン。















タヌキらしき足跡の他には、まっさらな新雪の開けた場所で、雪遊び。
雪だるまを作ったり、雪の上にバッタリ倒れて跡をつけてみたり…
サラサラの雪を存分に楽しみました。

八ヶ岳の雪は、不純物が少なく、食べても大丈夫だという事。
特に、新雪だったためか、サラサラできめ細かい雪は、無味無臭で高級かき氷のような食感…
ぜひ抹茶小豆でいただきたい。


リスの姿も是非探したいという我々のリクエストに応えて、スキー場の側の木立をツアーの最後に散策。

念願のリスの姿は見られませんでしたが、足跡は発見できました。

木から降りて、次に登る木まで、ピョンピョン跳ねるようにして移動した様子が観察できました。

リスの足跡は思ったよりも大きかった。
肉球もほんのり判るくらいの鮮明な足跡。


















スタート地点のスキー場のリフト乗り場にもどると、3時半、
4時間半ほどの初スノーシューツアーは、終了。

帰り道に美味しいプリンを食べに寄り道をしたら、林の中にシカの群れを発見。

最後まで幸運な出会いに恵まれたスノーシューツアーでした。

ニホンシカの群れ、子供も数頭混じっていました。














この2日間に体験した事があまりに楽しく、特に野鳥観察の楽しさに魅了されてしまったので
まずは勝沼の鳥を観察して、また八ヶ岳へ赴きたいと思うのでした。

ペンションあるびおん、ナカさん、同行してくれたKさんに感謝です。

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