2010/11/24

勝沼フットパス祭りとアトリエopen(2010,11,28)

勝沼フットパス、綿塚・休息コースのmap。
福永が制作担当しました。一部100円なり














フットパスといえば、英国のpublic footpathを思い出す方も多いと思います。
私も英国でフットパスを知り、都会や田舎、牧草地から山の中まで、様々なフットパス歩きを楽しみました。
そのフットパスをモデルに、歩く事を楽しみながら歴史文化や景観などの保全、地域の活性化を図る団体が日本にもあり、勝沼町も勝沼フットパスの会が活動を展開しています。
年に一度の大きなイベントとして甲州勝沼フットパス祭りが催され、今年は今週末に開催されます。
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〜ぶどうの里の歴史を訪ねて〜
綿塚・三社巡りと休息・道者街道をゆく
2010年11月28日 日曜日
9:00から受付、9:30スタート〜13:30頃まで
受付場所:シャトレーゼ勝沼ワイナリー前広場(ぶどう橋北詰)
参加費:1人500円
申し込み:11月25日までにある〜くこうしゅう推進協議会へ
0553-32-2111
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綿塚地区は、お寺がひとつもなく、
休息地区には、立正寺というお寺がある以外、神社がありません…何故なのか、歩いて行くうちに解き明かされて行きます。
「休息」という地名は、日蓮上人が立ち寄った事から名付けられたということは聞きかじっていましたが、今回、このイベントのための地図をお手伝いする事になって、自分の仕事場のある地域の事を勉強できました。
今は失われつつあるかつての景観を思い出しながら歩くと、今まで見ていなかった物が見えてきました。
地図の表紙には、道者と呼ばれた修行者が、白衣に身を包み団扇太鼓をならしながら板塀の道を立正寺に向かって歩いてゆく道者街道のかつてのイメージを書きました。
地面のラインが少し右上がりになっていますが、これはレイアウト時に傾いたのではなく、実際にゆるやかに右方向へのぼっているのです。
この地図は、このイベント後も販売されますので、ご自身でも綿塚・休息散策を楽しむ事ができます。
アトリエでも販売しますので、どうぞご利用ください。

*アトリエopen* 
フットパス祭りの開催される11/28に午後1時から17時までアトリエopenいたします。
水彩画、手彩色磁器などの作品の展示と一部販売、
ステーショナリー類や雑貨の販売をいたします。

通常のアトリエopenでは事前のご連絡をお願いしていますが、今回はフットパスまつりに合わせてのopenですのでご予約は不要です。
連絡先、地図などはこちら から…
(アトリエopen以外は基本的に公開していませんが、ご相談に応じますので事前にご連絡ください。)

2010/11/20

パッケージデザイン(PATISSERIE DU CHEF FUJIU)

クラフト紙の紙袋と、クリスマスケーキのパンフレット

























パティスリー ドゥ シェフ フジウのために紙袋をデザインしました。


以前、パンフレットの裏面に使用するために制作した絵柄を流用、
クラフト紙の色と質感のおかげで、素朴な良い味が出ました。


焼き菓子をカタログ風にならべた絵柄…
もちろん、すべてフジウ製の実物をモチーフにして描きました。




もう一点は、クリスマスケーキのカタログの表紙。


手提げ袋のための絵柄が流用されています。


カタログ内のイラストはスタッフの方が描かれていて、
シュトーレンやお菓子の家の他、フジウの定番アルカザールやバスクなど、華やかで美味しそうなクリスマスケーキが沢山掲載されています。


11月中頃から12月20日までが注文期間。


PATISSERIE DU CHEF FUJIU 

雑誌掲載(私のカントリーNo.75)

付録の綴じ込みクリスマスカード/あたたかい
色味の表紙/連載「季節の絵日記」





























私のカントリー No.75 冬号
株式会社主婦と生活社 1470yen

p96〜97連載「季節の絵日記2010」
巻末綴じ込み付録 クリスマスカード

冬の勝沼での楽しみを綴りました。
カリンのはちみつ漬け、野鳥のための木の実のリース、ホットワインなど。

「お気に入り」として、ワイン民宿鈴木園を紹介させていただきました。

実は宿泊した事は2度しかないのですが、私は勝手な鈴木園の大ファンです。

築120年の古民家を改装した建物のあちらこちらにワインにまつわる骨董品が展示されており、ご主人が描かれたオリジナルワインのラベル、館内の表示など、レトロな雰囲気がただよっています。

骨董品は私設のワイン博物館として、宿泊客だけに公開されていますが、ぜひ一般にも公開してほしいと願っています。

ところが、これから冬期休暇に入り12月から3月までお休みです。
冬号でご紹介するべきではありませんでした、失策です、申し訳有りませんでした。


連載の他に綴じ込みのクリスマスカードをデザインしました。

書き下ろしで原画を制作、スケジュール的にきびしかったのですが、盛り沢山な絵柄に仕上げました。

巻末に綴じ込まれています。




2010/11/12

ワインツーリズム2010終了

秋バラの手彩色磁器/お菓子モチーフの作品や小物/玄関先に斗瓶と
庭の草花/石和駅前バラの作業翌日だったので、剪定した花を飾れま
した/百匁柿/パンテーブルのWTランチボックス。ワインに合うパン
が3種類。チーズ、くるりフロマージュスペシャルとかぼちゃ




























ワインツーリズム2010が11月6〜7日の二日間にわたって行われました。


6日に甲府エリア、7日に甲州エリアでの開催となり、両日合わせての参加者は約2000人だったとか。



そしてその2000人のほとんどがワインに酔っているという、何とも楽しい状況だったわけです。


お天気にも恵まれて、参加した方は皆さん楽しい時間を過ごされたに違いありません。




私はといえば、今年は仕事場のある東雲エリアの盛り上げに徹したため、メイン会場はじめ、他の地域の様子を見に行く事はできませんでした。


午前中は新田商店の新田さんがガイドをつとめるオプションツアーのワイン会に出すお料理の仕込み。


地元の主婦の方のアイデアで、ワインに合う土地の味ということで、手作り味噌のスイトン、地菜炒め、はやと瓜の即席漬け、クルミと味噌のドレッシングであえた柿と大根のサラダ、手作りこんにゃくのお刺身などなど…それにパンテーブルのパンも2種類付くという、充実のメニュー。


ワインも、サッポロワイン、マンズワインから各3種ずつの提供があり、計6種類。


上記のメニュー40名分を4名で準備したので、朝8時半からひたすら野菜などを切り続ける事になり、翌日は筆を持つ手に力が入らないほどでした。


昼過ぎにワイン会が終わると、仕事場に戻り今度はアトリエオープン。


知人友人の他、ご連絡をいただいていたお客様など、思った以上の来訪をいただいて、外からも笑い声が聞こえるほどの賑わいでした。


寂しいアトリエオープンになるのではないかと案じていたので、盛り上げていただいたみなさまに感謝です。




ワインツーリズムは、ワイナリーを訪れ、生産者に会い、その産地の暮らしや文化、自然を楽しむ…というもの。


ワイナリーだけではなく、地域の住民もツーリストをおもてなしすることで、このイベントをより盛り上げる事ができるのです。


私などはまだ勝沼在住2年たらずの新参者なので出来る事もあまりありませんが、美味しいワインや美しい景観への日頃の感謝をこめて、少しでもご恩返しができれば嬉しいと思うのです。


そして、おもてなしする裏方も相当に楽しいからである、という理由もかなり大きいのですが。